ニュース & 話題

なんとまばゆい黄水仙、純白の水仙染まるほど♡橋本のJR高野線沿いの高台~高齢者も若者も目をぱちくり♪

時折、小雨が舞った2月15日、和歌山県橋本市東家のJR和歌山線沿いの高台で、黄水仙(きすいせん)が開花、そばの白い水仙も染まるほどの彩りを示して、通りがかりの市民の胸を温めた。

水仙は民家の入口わきの石垣そばで5輪並んで開花。その前に咲いた2輪の白い水仙を一層、際立たせている。買い物に行く高齢者や、出勤の若者たちは、思わず立ち止まって目をぱちくり。「白い水仙は見慣れているけど、この絵画のような黄色い水仙にはびっくり」と笑顔がこぼれていた。

黄水仙の花言葉は「もう一度愛してほしい」「私のもとへ帰って」、白い水仙の花言葉は「尊敬」「神秘」とされている。

[黄水仙の俳句21句紹介]

たゝまれし屏風の傍の黄水仙(上村占魚)

ホルン吹く子の目輝く黄水仙(池田ヨシ子)

ヘッドフォーンはみ出す音色黄水仙(葛城千世子)

今生を崖ぎりぎりの黄水仙(山崎久美江)

十七となりぬ芽に出て黄水仙(大石悦子)

潮うねる紀のみんなみや黄水仙(豊長みのる)

病院一の弱虫患者黄水仙(石田波郷)

空に空の色よみがへり黄水仙(寺井治)

おのがじし荒地に冷ゆる黄水仙(小池文子)

たましいのはじめにありし黄水仙(久保純夫)

海女の墓ひとかたまりに黄水仙(石田あき子)

百姓の大股に去る黄水仙(小池文子)

黄水仙一せいに咲き地震恐る(横山房子)

黄水仙人の声にも揺れゐたる(村沢夏風)

突風や算を乱して黄水仙(中村汀女)

俄雪日を泛べたり黄水仙(水原秋桜子)

黄水仙土の匂ひの信濃なる(宮地良彦)

黄水仙ひしめき咲いて花浮ぶ(高濱年尾)

飛び石を三つ越えれば黄水仙(大村節代)

黄水仙家の中まで水照りてきて 下鉢清子

黄水仙茶屋の戸袋風に鳴り(大井雅人)

写真(上、下)は満開の黄水仙。写真(中)は黄水仙の前に咲いた白い水仙。


更新日:2024年2月15日 木曜日 14:55

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事