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白梅まばゆく開花、馬上の楠木正成公まるで影絵♡高野山真言宗の遺跡本山・観心寺(河内長野市)

高野山真言宗の遺跡本山・檜尾山(ひのおざん)観心寺(大阪府河内長野市寺元)は、晴天にめぐまれた2月10日、紅梅・白梅の花が咲き、真紅の実南天もぶら下がり、多くの参拝・観光客の心をうるおした。

同寺は大宝元年(701)、修験道の開祖・役行者が開創。弘仁6年(815)には、弘法大師・空海が衆生の除厄のため、自ら刻んだ如意輪観音像を安置、観心寺の寺号を授与したという。

南北朝時代の英傑・楠木正成の墓や、第97代・後村上天皇の御陵があり、関西花の寺二十五番霊場としても名高く、春夏秋冬、全国の参拝・観光客でにぎわっている。

この日は気温10数度の日差しをいただき、門前わきでは無数の白梅が開花、その背景に飾られた馬上の楠正成像は、まさに駆け出す影絵のよう。山門の実南天はまっ赤にぶら下がり、家族連れや若者カップルらが会話を弾ませながら往来している。

久しぶりに訪れたという橋本市在住のフォトライター・北森久雄(きたもり。ひさお)さんは「高野山麓・橋本伊都地方にも、素敵な神社・仏閣は多いが、この観心寺は自然に恵まれた境内がとても広い。ゆったり参拝してまわると、清々しい心を賜ります」と目を細めていた。

写真(上、中)は輝く白梅の花と影絵のような馬上の楠正成公。写真(下)は観心寺・山門前の参道沿いにぶら下がる実南天と参拝・観光客の人影。

 


更新日:2024年2月10日 土曜日 19:35

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