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さぁ立春、仏の座いっぱい咲いて神々し♡橋本・真土万葉の里~花言葉は「輝く心」「調和」
立春を翌日に控えた2月3日、和歌山県橋本市隅田町の真土万葉の里で神々しい仏の座がいっぱい開花、菜の花畑の彩りも若々しくて、日本の四季の心地よさを示した。
ここは和歌山・奈良県境を紀の川へそそぐ落合川右岸の広場。同川には万葉人が往来した2つの巨石=飛び越え石=が残る歴史的舞台である。
この日、菜の花畑のあぜ道では、無数の「仏の座」が開花、時折タンポポも彩りを添えていた。「仏の座」とは、葉が茎を囲むような姿が、仏の蓮華座に似ていることから名付けられ、花言葉は「輝く心」と「調和」。
高台に立つと、蝋梅(ろうばい)も咲き初めていて、その彼方の休憩所から出てくる人影は、菜の花畑のあぜ道からスマホ撮影を楽しんでいる。
ここは地元有志が、四季折々の花を咲かせている名所旧跡で、今春も十二単衣(じゅうにひとえ)のお姫様さへ現われそうな詩情が流れ、家族連れや若者たちは「この清祥な空気が大好き」と話していた。
季語「仏の座」俳句は、「遠来のもののごとくに仏の座」(鷹羽狩行)、「天籟を聴くべく立てば仏の座」(上田五千石)、「遠来のもののごとくに仏の座」(鷹羽狩行)、「かたまつて野火まぬがれし仏の座」(石丸 誠)などがある。
写真 (上、下)は真土万葉の里に咲いた沢山の仏の座と彩り添えるたんぽぽの花。写真(下)は蝋梅の向こうに見える菜の花畑や休憩所。
更新日:2024年2月3日 土曜日 16:42