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令和6年の初詣、家族連れら世界平和。家族安泰祈る♡橋本・隅田八幡神社~雲龍の天井画、大絵馬もかがやき
国宝・人物画象鏡や担ぎ屋台(かつぎだんじり)で名高い、和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社=寺本佳文(てらもと・よしふみ)宮司=は令和6年・甲辰(きのえたつ)の元旦、大勢の参拝者が訪れ、昔ながらの日本の節度を守り、世界平和や家族安泰などを祈った。
同神社は日本最古の金石文の人物画象鏡が伝わる古社で、正月の小豆粥(あずきがゆ)占いの「管祭(くだまつり)」や、担ぎ屋台(かつぎだんじり)の練り歩く「秋祭」も県・市文化財に指定されている。
令和5年・大晦日には、竹灯籠(たけどうろう)が参道を照らし、小雨ぱらつく境内ではどんど焼きの炎が暖かく揺れる。
マスク掛けで訪れた家族連れや若者たちは、令和6年元旦を迎えると同時に、適度の間隔をあけて拝殿へ進み、御神燈の輝く下で2礼2拍手1拝、深々と頭を下げて天の救いを祈った。
参道の石段・両脇の足元では竹灯籠が輝き、随身門ずいしんもん()の天井画「雲龍」をライトアップ。人々は、雲龍や本殿脇に飾られた隅田中学・美術部寄贈の龍の大絵馬にも手を合わせていた。
同神社では1月9、10両日は境内で「すだえびす」(隅田恵比須神社)、14日午後3時から「とんど」(古神符焼納神事)、15日午前5時頃から本殿などで管祭(くだまつり)=小豆粥(あずきがゆ)占い神事が予定されている。
写真(上)は隅田八幡神社の初詣風景。写真(中)は境内の焚火(たきび)で暖まる参拝者たち。写真(下)は随身門の天井画「雲龍」。
更新日:2024年1月1日 月曜日 12:02