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ストリートピアノでクリスマスコンサート楽し♪橋本の県立体育館エントランスホール♡音たまご合唱隊や橋本フリーハーモニー出演
誰でも自由に弾けるストリートピアノが設置された、和歌山県橋本市北馬場の県立橋本体育館1階エントランスホールで12月24日、このピアノを活用した「クリスマスコンサート」が開かれ、音楽の奥深さ、心の和みが広がり、大拍手が起きていた。
このピアノは1973年アトラスピアノ社製。橋本市在住の自由業者(55)に、九度山町出身の主婦(60代)から「古いピアノを活用してほしい」と依頼があり、「ぜひ人々のために活用を」と県立体育館に相談。坂口義治(さかぐち・よしはる)館長が「音楽を通して、世代や地域、国境を越えた人々のつながりを生むきっかけになれば」と快諾した。
「人々の幸せに」と仲立ちした自由業者は、古いピアノの鍵盤などを自費約20万円)かけて修復したうえ同ホールに設置した。
この日、同ストリートピアノはクリスマスツリーなどに飾られ、クリスマスコンサートを開催。音たまご合唱隊(同市社協登録ボランティア団体)やハーモニカバンド・橋本フリーハーモニー、隅田中学生2人が出演。
音たまご合唱隊は花岡美貴子(はなおか・みきこ)さん指揮、石井まどかさんピアノ伴奏で「聖夜」「神のみ子は」などを披露
最後にフリーハーモニー(川原渡さん、吉原道子さん、高木秀夫さん、板倉秋生さん)が「ジングルベル」「サンタが街にやってくる」などを演奏してしめくくると1、2階から「楽しいな」という声が広がっていた。
ストリートピアノを弾きに訪れた70歳代の主婦は、「自宅にピアノがあっても、ここで誰かが聴いてくれているという緊張感がうれしい。やっぱり一人では寂しいですよ」とにこにこ。まさに素晴らしい舞台を示していた。
ストリートピアノの設置期間は令和6年2月27日(月)まで、利用可能時間は午前9時~午後8時30分(閉館時間の30分前)。
利用できない日は休館日(毎週火曜)、12月30日~1月4日。その他、中止の時間を設ける場合もある。