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国城山は紅葉あざやか♪山畑では野鳥に恵む残し柿♡柿山では落葉焼きの煙棚引く
和歌山県橋本市西畑の国城山(標高552㍍)は12月下旬、じんわり寒波に包まれ、木々は黄葉・紅葉して、山畑を柿色に染めた富有柿は産直市場に山盛り。
やがて柿畑は野鳥に恵む「残し柿」のみとなり、山々には柿の落葉焼きの白煙が棚引いた。
国城山は,、征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ=758~811)ゆかりの聖山で、高野山を開いた弘法大師・空海が、山麓への行き帰りの際、近くの峠から山頂の国城神社を仰いで、合掌したと伝わっている。
今冬も、山頂付近の参道では、無数の木々が紅葉、あたりは黄葉のジュータンン。国城神社では山茶花が満開となった。
日本一の味を誇る、橋本・伊都の富有柿は、全国に出荷され、柿山の柿も紅葉もなくなり、ごく一部で「残し柿」のみとなった。
山麓のJR・南海橋本駅周辺から、国城山を見上げると、柿の落葉焼きの煙が棚引いて、大阪など大都市では見られない師走風景を繰りひろげていた。山麓市民は「とても残念なのは、ロシア・ウクライナ、イスラエル・ガザ戦争。神仏の恵みである大自然とともに楽しく生きてほしい」と呟いている。
写真(上)は国城山の黄葉・紅葉。写真(中)は国城山の山肌などでの柿の落葉焼きの煙。写真(下)野鳥に恵む「残し柿」
更新日:2023年12月20日 水曜日 21:01