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橋本・国城山で啓翁桜が満開、山襞は黄葉・紅葉の彩り♡向こうに市街地や葛城・金剛連峰ひろがる

和歌山県橋本市西畑の国城山(くにぎさん=標高552㍍)の山頂付近で、こよなく晴れた12月6日、珍しい啓翁桜(けいおうざくら)が満開になり、眼下の山襞(やまひだ)は黄葉・紅葉の彩り、その向こうではJR・南海橋本駅周辺の街並みや、葛城・金剛連峰が霞んで、なごやかな師走風情(しわすふぜい)を繰りひろげていた。

国城山は征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ=758~811)ゆかりの聖山で、高野山を開いた弘法大師・空海が、山麓との行き帰りの際、近くの峠から山頂の国城神社を仰いで、合掌したと伝わっている。

この啓翁桜は、樹齢約20年で、高さ約5㍍、枝張り約3㍍。国城山8合目付近に息づいており。花は小ぶりだが、ほんのりとピンク色を浮かべている。

高野山・金剛三昧院の庭園などを護っている、地元の造園業・西岡克紘(にしおか・かつひろ)さんが植栽。北国に多く咲く桜で、紀州では珍しく、毎年2月頃まで蕾(つぼみ)が次々生まれ、咲き続けるという。

マイカーで訪れる家族連れや、若いハイカーらは「来春も開花する啓翁桜に出合えてよかった。元気で年越しを…」と喜んでいる。

写真(上、中)は国城山で満開の啓翁桜。写真(下)は黄葉・紅葉の山襞の向こうに見える橋本市街地や葛城・金剛連峰。


更新日:2023年12月6日 水曜日 19:38

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