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和歌山・雑賀崎灯台、冬日差しに影絵のよう♡彼方にかすむ淡路島や友が島~花壇では葉ボタンやスミレに心癒され
雲一つない青空に恵まれた12月4日、和歌山市・和歌浦湾の高台に立つと、
海は日光にかがやき、断崖上の雑賀崎(さいかざき)灯台は、まるで影絵のような冬景色。そこで灯台の最上階にのぼると、遥か彼方には淡路島や友が島が浮かび、反対側を見ると、中紀沿岸や地の島、沖の島がかすんでいた。
この雑賀崎は、万葉集に「紀の国の雑賀の浦に出で見れば 海人(あま)の灯火(ともしび)波の間に見ゆ」と詠まれ、この岬は鷹が巣を作るような絶壁であることから「鷹の巣」、その下の洞窟も教如上人ゆかりの「上人窟」と呼ばれている。
灯台の下には素敵な花壇があり、葉ボタンやスミレなどが沢山開花、潮風と冬日を浴びている。この日も、他府県ナンバーのマイカー客か多く、灯台下のベンチや展望台で日光をいただきながら海景色をながめ、花壇の花々にも心癒されていた。
橋本・伊都地方から言うと、今は京奈和自動車道も開通しており、雑賀崎灯台まで約1時間30分ほど。山河に恵まれた橋本の一市民は、「たまには、海景色も眺めた方が、心の癒しになる」と話していた。
写真(上)は冬日を浴びて影絵のようになる雑賀崎灯台。写真(中)は灯台下の高台から眩い海原を眺める人たち。写真(下)は灯台下の花壇の美しい葉牡丹。
更新日:2023年12月4日 月曜日 22:52