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うろこ雲から鳶の歌声、ため池では鴨の波紋ひろがる♡高野山麓・橋本~初冬の昼景色あざやか
高野山麓・橋本地方は11月下旬、寒気とともに晴れたり曇ったり、地方都市らしい豊かな自然風景を繰りひろげている。
例えば、同市北馬場の橋本運動公園では、無数の満天星(どうだん)ツツジが満開になり、向かいの三石山の大空は一面、鱗雲(うろこぐも)におおわれ、数羽の鳶(とび)が大輪を描きながら、ピーヒョロロー、ピーヒョロローと大らかに歌い去る。
同市恋野の丘陵地は黄葉・紅葉に包まれ、本田池(ほんでんいけ)では、凍えそうな水面に鴨(かも)の群れがいっぱい。鴨の家族連れや、若いカップルが仲良く遊泳すると、その心情のような波紋がひろがる。
散策中の人たちは思わず立ち止まり、めぐまれた自然音楽、自然演劇を楽しんでいた。
写真(上)はピーヒョロローと大輪を描く鳶たち。写真(中)は三石山の大空一面に流れる鱗雲=下は満天星ツツジ。写真(下)は仲良い鴨の影から広がる波紋。
更新日:2023年11月27日 月曜日 16:02