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小春日和の海景色にうっとり、和歌山・雑賀崎灯台♡一隻の漁船~白波の水尾引きつつ

久しぶりに穏やかな小春日和に恵まれた11月21日、和歌山市・和歌浦湾の雑賀崎(さいかざき)灯台にのぼると、遥か北方に友が島や淡路島が浮かんで見えて、空も海もまさに雲や波一つない静けさで、灯台に登った高齢者も、若者カップルも、感嘆詞さへ吐かず、唯々楽しそうに四方八方を眺めていた。

この雑賀崎は、万葉集に「紀の国の雑賀の浦に出で見れば 海人(あま)の灯火(ともしび)波の間に見ゆ」と詠まれ、この岬は鷹が巣を作るような絶壁であることから「鷹の巣」、その下の洞窟も教如上人ゆかりの「上人窟」と呼ばれている。

この日、灯台の上部に登り、先ず北方を眺めると、空も海も清祥そのもの。その海上を一隻の漁船が白波の尾を引きながら、ぐんぐん近づき、やがて和歌山マリーナシティーの方へ向かう。灯台から四方八方を眺めていた若者カップルは、「こんな素晴らしい海景色は生まれて初めて.生涯の思い出になります」と大きく深呼吸していた。

写真(上、中は)白波を立て水尾ひきながら進む一隻の漁船。写真(下)は和歌浦湾で多くの観光客に愛されている雑賀崎(さいかざき)灯台。


更新日:2023年11月21日 火曜日 23:18

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