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高野山に初雪・初冠雪、金剛峯寺も苅萱堂も白銀世界♡山麓の橋本駅周辺・市街地に青空広がる
弘法大師・空海が開いた霊峰・高野山(和歌山県高野町)は、11月13日早朝から初雪が降りはじめ、午前9時30分頃には約3センチの冠雪となり、参拝・観光客に初冬の高野山の神々しさを感じさせた。
この朝の高野山の気温は0・6度と冷え込み、高野山真言宗総本山・金剛峯寺の桧皮(ひわだ)屋根や、壇上伽藍(だんじょうがらん)、奥の院・御廟(ごびょう)などは一面、白銀世界となった。
橋本市在住の中村美早子(なかむら・みさこ)さんが、高野山にある実家の和菓子店・松栄堂(しょうえいどう)を訪れると、近くの石堂丸ものがたりで名高い苅萱堂(かるかやどう)や商店街は、今冬初の雪景色で、感動しながらスマホ撮影して、友人知人に配信すると大喜びだった。
高野山麓・橋本伊都地方は、雪こそ降らなかったが、大空は厚い雲に覆われ、前日から今冬一番の冷え込み。午後3時過ぎには眩い陽光が溢れて、JR・南海橋本駅周辺の市街地が浮かび上がり、ぐんぐんと青空が広がった。
同駅近くの酒場では、高齢者や若夫婦らが熱燗(あつかん)を味わいながら、「今年の冬はめっちや早いな、風邪ひかんとこよ」と肩を叩いていた。
写真(上、中)は初雪に輝く高野山・苅萱堂周辺の風景=中村美早子さん撮影・提供。写真(下)は青空が広がった高野山麓のJR・南海橋本駅周辺の市街地=背景は大和の山々。
更新日:2023年11月13日 月曜日 19:54