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立冬、最高潮の彩り放つ♪橋本市菊花展~矢野佳世子さん追悼花壇も煌々と~12日(日)まで
こよなく晴れた立冬の11月8日、和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園・頂上芝生広場で開催中の第51回「橋本市民菊花展」は、最高潮の彩りを放ち、大勢の観光客の心を和ませた。関西でも大人気の同展12日(日)=午前9時~午後4時=まで。観覧無料。
今回は会員約30人や菊ファン、市内の小学生らが大菊、小菊、懸崖(けんがい)、福助、達磨(だるま)など計約500点を出展。とくに市長賞の中前和代(なかまえ・かずよ)さんらの受賞作が眩いばかり。
また、中前さんらと共に同展を支えてきた同展会長・矢野佳世子(やの・かよこ)さんが遺憾ながら5月に病没。生前、矢野さんが育てていた菊を、会員有志らが丁寧に育て上げて「追悼花壇」に展示。今や満開となり、穏やかな冬日を浴びている。
黄葉・紅葉の木々に囲まれた頂上芝生広場は、野鳥の声が満ちあふれ、高齢者や若者、家族連れらでいっぱい。ゆったりと菊花作品に見入り、スマホ撮影を楽しんでいる。
市民の一人は追悼花壇の前で、「矢野さんの努力のお陰で毎年、家族みんなで秋本番を楽しめました」と胸に手を当てていた。
同公園には素敵なトイレ・駐車場(無料)があり、南海高野線・御幸辻駅から徒歩10数分。
写真(上)は市長賞を受賞した中前和代さんの菊花作品。写真(中、下)は矢野佳世子さんの「追悼花壇」と美しい菊花作品に見入る人々。
更新日:2023年11月8日 水曜日 15:37