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桂の木黄葉して華岡青洲・座像かがやく♡公園では無数の小紫式部の実~紀の川市の道の駅「青洲の里」

和歌山県紀の川市の道の駅「青洲の里」で、世界で初めて全身麻酔で乳がん摘出手術に成功した華岡青州の座像わきで、桂の木の葉が刻々と色づき、同公園の通路わきでは小紫式部(こむらきしきぶ)の実が無数に色づいて、訪れる大勢の観光客の心を潤している。

華岡青洲(1760~1835年)は同市出身で、人々を救いたい一心により、麻酔薬の実験に取り組み、協力を申し出た母と妻に麻酔薬を飲ませ、妻が失明する悲しみを経て、麻酔薬を完成させ、1804年に世界初の全身麻酔による乳がん手術に成功。青洲は同地に診療所と学校を兼ねた「春林軒」を設けて医師を育てたという。

道の駅「青洲の里」は青洲・顕彰の施設で、青洲の座像は、住居兼診療所を移築・復元した「春林軒」近くの桂の木のそばで輝いている。滑り台などの遊具のある同公園の通路わきでは、小紫式部の実がいっぱい垂れ下がっている。

10月23日には、同市在住の演歌歌手・宮本静(みやもと・しず)さんによる「医聖 華岡青洲語り部コンサートin春林軒」が開かれ、訪れた人々は青洲の偉業に感激。改めて桂のそばの青洲・座像に見入っていた。

写真(上、中)は桂の黄葉のそばでかがやく華岡青州・座像。写真(下)は同公園の通路わきで垂れ下がる小紫式部の実。


更新日:2023年10月24日 火曜日 23:34

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