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秋の麒麟草や小紫の野菊の花々♪没後3年・阪口繁昭氏の冥福祈る♡橋本駅近くの丸山公園

和歌山県橋本市古佐田の陵山(みささぎやま)古墳のある丸山公園で、10月21日、秋の麒麟草(きりんそう)と野菊の花が咲いて、秋の神々しさでいっぱい。ここは第二次世界大戦後、今は亡き戦友を偲び、平和を祈り続けた、ふる里の偉人・阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さん(故人)の聖地である。

阪口さんは、満蒙開拓青少年義勇隊員・陸軍二等兵として中国・ソ連の国境で転戦。戦後はシベリアに抑留されたが九死に一生を得て帰国。ふる里の覚せい剤や飲酒運転の追放、子供の交通安全教育、橋本駅「ゆかいな図書館」創設、小さな親切実行運動、墓地清掃活動などに尽力。同公園には、独自調査と自費で建立した、米軍銃撃による橋本駅・犠牲者6人の慰霊碑が建っている。

阪口さんは3年前の10月に92歳で病没。2回忌を迎えた今、陵山に咲く秋の麒麟草、公園一面に咲く野菊の花々は、まさに天心からの供花のようで、阪口さんを知る人々は胸中で手を合わせている。

写真(上)は陵山古墳に咲く秋の麒麟草。写真(中)は丸山公園に咲き広がる野菊の花々。写真(下)は米軍銃撃による橋本駅・犠牲者6人の慰霊碑の同公園風景。


更新日:2023年10月21日 土曜日 18:05

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