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「お互いに福祉教育に尽力したい」橋本の伊都中央高校と和歌山社会福祉専門学校「教育連携協定」に調印、生徒たち早速「やさしい心の大切さ」学ぶ
「より良い地域福祉人材の育成を目指して、和歌山県橋本市高野口町の県立伊都中央高校=坂上裕昭(さかがみ・ひろあき)校長=と同県広川町の学校法人きたば学園・和歌山社会福祉専門学校=上野一路(うえの・かずみち)校長=は10月11日、教育連携協定を締結。両校長は「お互いに福祉教育に尽力したい」と誓った。
介護福祉士で担当の杉谷千春(すぎや・ちはる)教諭によると、同校では平成27年(2015)4月から、県内初の介護士研修を開始。7期生の計70人が終了証書を受けて、卒業後は介護施設で活躍したり、進学・就職後も高齢者にやさしく接している。
坂上校長は、上野校長に福祉教育の連携を依頼、上野校長が快諾して同協定に調印した。今後、同専門学校の教員は同高校への出張講義や授業見学会を行い、生徒・学生や教員の相互交流で、福祉教育に力を入れる。
この日、伊都中央高校で、同社会福祉専門学校の矢口健一(やぐち・けんいち)副校長と、同高校の杉谷千春(すぎや・ちはる)教諭による第1回「生活支援技術」授業が行われ。3年生8人が出席。
このほど同校で開かれた初イベント「伊都中央カフェ」(お菓子やゲーム遊び)で、生徒たちが案内役などに貢献し、認知症の方を含む高齢者ら40数人との交流感想を語り合った。矢口副校長と杉谷教諭は「いい経験になりました。これからも頑張ろうね」と諭していた。
写真(上)は「教育連携協定」を締結した坂上校長=右=と上野校長=左。写真(中)は伊都中央高校・玄関前に輝く「勤勉、清楚、前進」の銅像。写真(下)は矢口・副校長=右=と杉谷教諭=左=から「生活支援技術」授業を受ける生徒たち。
更新日:2023年10月11日 水曜日 21:29