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秋雨にコスモスしっとり♡中世の長藪城址・城山を背景に~橋本市運動公園西側の道路沿い
和歌山県橋本市南馬場の同市運動公園西側の畑で秋雨の10月9日、2本のコスモスの若木で、ピンクや白、黄色の無数の花が咲きそろい、その南方では中世・長藪城址の城山(しろやま)が驟雨に霞み、同地方特有の情景を繰りひろげた。
城郭研究家・吉田亘(よしだ・わたる)さんによると、長藪城という城山は3つの弧山から成り、城跡は標高約300メートル。長藪城は守護・畠山氏に仕えた牲川義春(にえがわ・よしはる)氏が文明年間(1469~86)に築城。城郭の総延長は約1キロで、その規模は紀北第1級、紀伊国最大級とも称される。
この日、同市運動公園西側の道路わきの畑では、2か所でコスモスが満開になり、爽やかな秋雨にしっとり。その南方では城山が驟雨に包まれていた。
ここはJR・南海高野線橋本駅から同市運動公園西側を市民病院に繋がる道路わき。交通量はもちろん、歩道を散歩する市民も多い。人々は傘を差したまま立ち止まって、城山を背景にしたコスモスに見入り、「さすがに素晴らしい風景です。吉田先生のお陰で、子どもたちも長藪城跡・城山のことを知るようになりました」と話していた。
写真(上、下)は長藪城跡・城山を背景に満開のコスモス。写真(中)は同コスモスのクローズアップ。
更新日:2023年10月9日 月曜日 21:13