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いっぱい咲いた酔芙蓉♪車イスの高齢者ら大よろこび♡橋本の特別養護老人ホーム天佳苑~10年前に京都・大乗寺の酔芙蓉を植栽育つ
和歌山県橋本市隅田町中島の、特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」=堀畑佳久(ほりはた・よしひさ)理事長(66)=の玄関や中庭で10月初旬、酔うほどにまばゆい酔芙蓉(すいふよう)が満開になり、車イスの高齢者らの心を和ませている。
この酔芙蓉は約10年前、堀畑理事長が酔芙蓉の名所、京都市の日蓮宗・大乗寺(だいじょうじ)に参拝した際、参道や石段沿いに林立する酔芙蓉の美しさに心癒され、「これはご高齢の方々に見せてあげたい」と苗1本を購入、天佳苑の玄関前に植えた。
今はそれを基に玄関わきや内庭で計5本に増え、いずれも毎年9~10月に開花。その名の通り、初めはまっ白な花が、徐々にピンク、やがてまっ赤に染まる。緑の葉も大きくて、窓際の人たちは真夏でも葉陰をいただいている。
満開になった10月4日午後、天佳苑の介護士らが高齢者を車イスで案内すると「まあ、なんと綺麗、もうちょっと見せて」と目をぱっちり。堀畑理事長は「春は御衣黄(ぎよいこう)桜、5月は鯉のぼり…、皆さんにはもっと楽しんでいただきます」と話していた。
写真(上、中)は白やピンク、赤など色とりどりの酔芙蓉。写真(下)は酔芙蓉を見上げる車イスの高齢者=いずれも天佳苑で。
更新日:2023年10月4日 水曜日 17:44