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無患子(むくろじ)の巨樹そびえ、実南天若々しく♡橋本の葛城神社~紀見峠では純白のコスモス

大阪和歌山の府県境である橋本市の紀見峠(標高約400メール)で、秋空に恵まれた9月25日、白いコスモスや赤い鶏頭の花が咲き誇り、遠くに高野山が聳えて霞んでいる。同市柱本の紀見峠入口わきの葛城神社の境内では、無患子(むくろじ)の巨樹がどっしり紙垂(しで)に飾られ、隣の南天の巨木では、無数の緑の実が生まれ、歴史的な紀見峠の自然の大らかさを示していた。

紀見峠は世界超一級の数学者・岡潔(おかきよし)博士のふる里。紀伊名所図会には、旅人のくつろぐ茶屋、峠を行く人々が描かれている。

葛城神社は戦国時代の戦火により旧記など焼失。牛頭天王社とも称し、除疫神としての京都祇園社・八坂神社が総社という。

境内には無患子(高さ29・7メートル、胸高幹回り4・2メートル)がどっしり。その隣では綺麗な緑の実南天が生まれていた。

平成23年(2011)8月夜には、橋本狂言会=後藤光基(ごとうみつき)会長の面々が、同神社境内で「薪(たきぎ)狂言」を上演。約250人の観衆を魅了した。当時、この狂言を楽しんだ80代の男性は「この神社に来ると、誠に懐かしいです。今でも有難うと手を合わせています」と話していた。

写真(上)は紀見峠に咲いた純白のコスモス。写真(中)は葛城神社で生まれてきた実南天。写真(下)は実南天と無患子(むくろじ)の巨樹。


更新日:2023年9月25日 月曜日 20:49

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