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幸せの天空へ昇龍、昔へタイムスリップ「金鳥」看板♡人間讃歌の人形(ひとがた)~くどやま芸術祭2023賑わう

まちを丸ごと「美術館」に見立てた「くどやま芸術祭 2023」が開幕した敬老の日の9月19日、和歌山県九度山町の神社・仏閣や商店街などは大勢の参拝・観光客で賑わった。10月29日(日)まで。神社・仏閣、商店街などは観覧無料。

弘法大師。空海の御母堂を祀る高野山別格本山・慈尊院の境内には昇龍階段が設置され、そこには昇龍が描かれている。日没後はライトアップされ、昇龍が多宝塔に昇るように輝く。

制作した総合プロデューサー・大西高志(おおにし・たかし)さんは「日本の美意識、日本特有の美を有する水彩や画材を用いて表現しています」と説明。

通称「真田のみち」(九度山商店街)の町家の軒先には、大正時代の陶芸「金時」の像が立ち、今回はその並びに往時そっくりの「金鳥」「キンチョール」看板を展示。高村総二郎さんは「年輩の方々は懐かしさ、若年の方々にはま新しさを感じていただきたい」と記している。

慈尊院の末社・勝利寺=紙遊苑(しゆうえん)では、黒岩まゆさんが「人間讃歌」「多様性」をテーマに人形(ひとがた)作品を出展している。静かに見入る高齢のご夫婦は「さすがに歴史豊かな町にふわしい作品ばかりでとても心癒されました」と喜んでいた。

写真(上)は慈尊院・境内に設置された階段に描かれた昇龍絵画。写真(中)は「金時像」で名高い真田のみちの町家の軒下に展示された作品「金鳥」「キンチョール」の看板。写真(下)は人間讃歌をテーマにした黒岩さんの人形(ひとがた)作品。


更新日:2023年9月19日 火曜日 00:29

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