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橋本・伊都伝承の盆踊り「やっちょんまかせ」に大拍手♡角濱さん音頭取り、高崎さんお囃子~高野口の産業文化会館

和歌山県橋本・伊都地方に伝わる盆踊り音頭「やっちょんまかせ」(作詞・作曲・製作年代不詳)の盆踊りを含む、県内外の踊り子たちによる第6回「紀の国いっとこよいやなデバ祭」(同実行委主催)が9月3日(日)、橋本市産業化会館(高野口町)で開かれ、貴重な「やっちょんまかせ」の伝承をアピールした。

昔のやっちょんまかせ「やっちょん大倉節(おおくらぶし)」を角濱功治(かどはま・こうじ)さんが音頭取り、高崎正紀(たかさき・まさき)さんら3人が「とこ やっちよんまかせは よいやな でばさい」などとお囃子。

この「やっちょんまかせ大倉節」(作詞・作曲、製作年代不詳)=歌・大倉一磨(おおくらかずま)さん、太鼓・中谷竹久(なかたに・たけひさ)さん=は、昭和51年(1976)に橋本・伊都青年会議所がレコーディング。橋本市盆踊り連絡協議会の元会長・高崎さんが大切に保存している。

この日、郷土はもちろん県内外から45チーム約600人が参加。大勢の踊り子たちが、次々と舞台に登場して、各地の個性豊かな盆踊りを繰りひろげた。橋本・伊都の伝承「やっちょんまかせ」は終盤に披露。

大倉さんの弟子・角濱さんが、高崎さんらのお囃子に乗せて、声高らかに音頭を取ると、大勢の子どもや若者たちが、楽しくあでやかに踊りを披露、満席の会場から大きな拍手が起きていた

「やっちょんまかせ」の歌詞=

わしの音頭は(ナーコリャ)

細谷川の デバサイ

蟹の(サー)横ばい あとやさき(ヨー)

トコヤッチョンマカセはよいやな

デバサイ

聞いておくれよ 私の音頭

デバサイ

うまくもないけど ふしがある

矢立腰にさして 花坂こえて

デバサイ

高野の大門 よことびに

声はすれども 姿は見えぬ

デバサイ…などと続く。

同実行委の妙中庄司(たえなか・しょうじ)代表は「今回の紀の国いっとこよいやなデバ祭は、コロナ禍を乗り越え4年ぶりの開催で、踊り子も客席も大喜びです。これからも紀の国いっとこよいやなデバ祭を盛り上げ、やっちょんまかせ伝承に努めたい」と話していた。

写真(上、中)は音頭取りの角濱さん=左端やお囃子の高崎さん=右から後ろ2人目=ら。写真(下)は「やっちょんまかせ」をあでやかに踊る人々。


更新日:2023年9月3日 日曜日 21:42

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