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百日草まばゆく開花、揚羽蝶や紋黄蝶ひらひら♡橋本・嵯峨谷の棚田~稲穂も豊かに実り

「嵯峨谷(さがたに)の神踊(こおど)り」で名高い、和歌山県橋本市高野口町嵯峨谷の棚田(たなだ)で8月27日、百日草(ひやくにちそう)や野鶏頭(のげいとう)などが開花、揚羽蝶(あげはちょう)や紋黄蝶(もんきちょう)がひらひら、早くも残暑・初秋の棚田風景を繰りひろげた。

和泉山脈の小高い山ひだに鎮まっている嵯峨谷の若宮八幡宮では、毎年8月15日、室町時代からの伝承「嵯峨谷の神踊り」(県無形民俗文化財)を披露。若い衆が家内安全、五穀豊穣を祈ってあざやかに踊る。

この日、嵯峨谷川沿いの棚田では豊かに稲穂が実り、胡瓜や南瓜の花もいっぱい。坂道沿いでは色鮮やかな百日草や薄紫の野鶏頭が咲いて、揚羽蝶と紋黄蝶が必死で蜜を求めていた。

今や高齢化・過疎化が進む中、地元住民でつくる嵯峨谷縁(えにし)の会は、大阪芸術大学や県、市と連携して地域振興に尽力中。ご夫婦で畑仕事に汗していたご主人は「大阪芸大生らのお陰で、嵯峨谷は活気づいてきました。来年もぜひ、嵯峨谷の神踊りを楽しんでください」と話していた。

写真(上、下)は百日草の花の蜜を求めたり休息したりする揚羽蝶や紋黄蝶。写真(中)は歴史豊かな山里、嵯峨谷の棚田風景。


更新日:2023年8月27日 日曜日 19:51

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