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まばゆく咲いた鉄砲ゆり♡橋本・学文路天満宮~参拝者ら大喜び「高校・大学受験生に力を与えてほしい」

学問の神様として尊崇される、菅原道真(すがわらみちざね)公を祀る、和歌山県橋本市南馬場の学文路(かむろ)天満宮=菅野一三(すがの・いつぞう)宮司=で、台風7号が去った8月18日、純白の鉄砲ゆりが開花、同神社は神々しさでいっぱい。

鉄砲ユリは日本固有の原種ゆり。その名の通り昔の「ラッパ銃」に形がよく似ており、花言葉は「純潔「威厳」などである。

この日、同天満宮の鳥居をくぐると、参道わきの鐘楼近くや、巨木の根元などで鉄砲ゆりが開花。お盆の蓮の花や睡蓮から、盆過ぎの新たな花の風情を繰りひろげた。

参拝者は目鼻先にかがやく鉄砲ゆりに大喜びで、「いい花に出会えました。今年も頑張った高校・大学受験生の合格を祈ります」と話していた。

[季語・百合の花の俳句15句紹介]

倒れ木も多し百合咲く夏の山(河東碧梧桐)

夕月に山百合は香を争はず(飯田龍太)

妻の背の百合の花粉は告げざりき(加藤秋邨)

妻機嫌よき日は百合も匂ひ立つ(日野草城)

寡婦住めりあえかに百合を咲かしめて(中村苑子)

に山百合遠し川ふかし(飯田龍太)

山百合の一輪薫ず観世音(水原秋櫻子)

山百合やこのふるみちを人わすれ(水原秋櫻子)

百合咲けばお地蔵さまにも百合の花(種田山頭火)

母に遺す一高の帽白き百合(橋本多佳子)

百合の香に愛する子らとあるこゝろ(杉田久女)

百合の香のしづかに絶え間なく語る(中村草田男)

いろいろの名もおもしろや百合の花(正岡子規)

うつむくは思案に似たり百合の花(正岡子規)

今生のこれも夢なる百合の風(石塚友二)

写真は学文路天満宮の鳥居・参道わきの鐘楼近くに咲いた鉄砲ユリ。


更新日:2023年8月18日 金曜日 22:08

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