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紀伊細川・八坂神社の新たな傘鉾祭りに喝采♡古く貴重な鬼面や傘鉾幕を永久保存~新たな傘鉾・鬼面姿で参拝者の邪気払う

和歌山県高野町の紀伊細川・八坂神社=山中喜代美(やまなか・きよみ)宮司=で8月16日、傘鉾(かさほこ)の中から出てきた鬼が、参拝者の邪気を払い清める「傘鉾祭り」が8月16日、和歌山県高野町の紀伊細川・八坂神社=山中喜代美(やまなか・きよみ)宮司=で営まれた。

今回は南北朝~室町時代から使ってきた貴重な鬼面や、傘鉾の囲い幕や頭頂部の龍を永久保存、新しい鬼面や傘鉾を使った、新しい節目の傘鉾祭りとなり、大勢の参拝・観光客の心を和ませていた。

同神社の主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。弘仁年間(810~823)に修行中の弘法大師・空海が訪れ、病気除け、農耕の神として崇められる素戔嗚尊を祀ったのが始まりという。

この日、貴重な歴史が刻まれた鬼面と傘鉾上の龍、囲い幕を保存展示。信徒代表が新しい鬼面を冠って新たな囲い幕の傘鉾内で待機。やがて神様と共に神殿で誓いの祝詞を奏上した鬼は、境内の参拝者の中を駆け巡り、竹笹を振りかざして颯爽と邪気を払いまわった。

古い鬼面から、新しい鬼面に変わった初日だけに、参拝者は「生まれて初めて見る大切な光景」と大喜び。フォトライターの北森久雄さんは「とても素敵な傘鉾祭りが撮れました、大切に保存したい」と話していた。

写真(上)は傘鉾から出て、竹笹を振り振り邪気を払いまわる鬼の姿。写真(中)は保存されることになった歴史的な鬼面。写真(下)は素晴らしい龍退治の絵が描かれている傘鉾の古い幕。


更新日:2023年8月16日 水曜日 20:44

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