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弥生人の歴史的舞台で4年ぶり盆踊り♡旧・橋本小校庭・巨木メタセコイヤ近く~家族連れら大喜び
和歌山県橋本市東家しんし会主催の盆踊り大会が8月6日、地元の旧・橋本小学校の校庭で開かれ、大勢の家族連れらが、櫓(やぐら)からの餅まき・餅ひろい、涼しいゆかた姿での盆踊りを楽しんだ。
同大会は平成10年(1998)から毎年、同校校庭で開催してきたが、新型コロナ禍のため今回は4年ぶりの開催となった。
同グラウンドは、弥生・古墳時代の竪穴住居跡、方形周溝墓、南北朝時代の中央派遣武士の要塞・東家館(とうげやかた)跡という貴重な歴史的舞台。今はメタセコイヤの巨木を残して埋め戻されている。
この日、東家しんし会=村木久和(むらき・ひさかず)会長=が、メタセコイヤ近くに櫓を組み立て、紅白幕で飾り、四方に赤提灯(あかちょうちん)を沢山ぶら下げた。周囲にはかき氷など飲食を楽しめるテント張り屋台を出店した。
初めに村木会長と松田良夫(まつだ・よしお)区長が、櫓や仮店舗設置などに尽力した会員に感謝するとともに、「コロナ禍も鎮静化しているので。ゆっくり楽しんでください」とあいさつ。餅&お菓子まきを盛大に行うと、子供も大人も大喜び。日暮れとともに盆踊りが始まった。
櫓の上では「やっちょんまかせ」や「炭坑節」CDなどを用意。音頭が流れると、ゆかた姿の高齢者や女性、子どもたちも、みんな大きな輪になって踊り、まさに日本情緒を繰りひろげていた。
橋本市内の元カラオケ喫茶ママで踊り手の一人は「夏は暑いのが当然、楽しく汗して踊り、帰ってシャワーを浴びれば、一層楽しいですよ」と白い歯を見せていた。
写真は「東家しんし会盆踊り」の素晴らしい風景=背景の巨木は、旧・橋本小で学んだ卒業生1万数千人に愛されたメタセコイヤの巨木。