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高野山麓・橋本の紀の川が増水、はつ夏の太陽、雨雲に遮られる♡、2、3日は豪雨の恐れ~橋本市危機管理室「広報6月号の防災情報を役立ててね」

和歌山県橋本市恋野の紀の川恋野橋付近は、雨季を迎えた6月1日、ここ数日の降雨で増水した岩場では、幾つもの滝状の落水音を立てて、中空では太陽が雲に遮られた。高野山麓・橋本地方も6月2、3日頃は、台風2号の影響で豪雨に見舞われそうだが、同橋下流の右岸に建つ「知縄地蔵(ちなわ)地蔵尊」は神々しい供花に輝き、流域住民の豪雨被害を防いでくれそうな趣きを示していた。

この日、恋野橋付近の紀の川は、大和の雨水を集めながら流れ、両岸の竹林は梅雨でびっしょり、岩場では流水が砕け散って眩いばかり。下流の国城山や和泉・葛城連峰の空では、はつ夏の太陽が、雲に遮られていた。

恋野橋の下流右岸には、鎌倉時代の「怪魚退治伝説」の伝わる知縄地蔵堂がある。地元伝承によると、鎌倉幕府5代執権の北條時頼(ほうじょう・ときより)が出家後、諸国行脚(しょこくあんぎゃ)の途中、同川に棲んでいた怪魚を退治したとされ、地域住民は同地蔵尊に災いのないことを祈っている。

マスコミの天気情報によると6月2、3日ごろの近畿地方は、豪雨災害の恐れがあり、同市危機管理室は「市報6月号に災害時の情報入手方法を掲載しているので、防災に役立ててください」と言っている。

写真(上)はまさに「梅雨の川」となった橋本・恋野橋付近の紀の川。写真(中)は紀の川下流の大空で雨雲に遮られる太陽。写真(下)は紀の川右岸に建つ知縄地蔵堂。


更新日:2023年6月2日 金曜日 00:08

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