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梅雨空に白鷺羽ばたき、川岸のヒナギク小雨に洗われ♡増水の紀の川鉄橋~南海電車が颯爽と往来

雨季を迎えた和歌山県橋本・伊都地方は5月31日、山河は梅雨雲に霞み、雨空を黒い影となって白鷺が飛翔、増水した紀の川・鉄橋では、世界遺産・高野山へ向かう南海電車が颯爽と渡り、川沿いでは純白のヒナギク(雛菊)が小雨に洗われ、まさに梅雨景色を繰りひろげた。

ここはJR・南海橋本駅から南へ徒歩約5分の紀の川・右岸の東屋風の展望台のような休憩所。対岸には国城山(標高552メートル)などの山々が連なり、雨脚(あめあし)が煙のように走り、やや激流となった上流の鉄橋では、南海電車がカタコトと渡り、下流の橋本橋でも雨傘姿の人々や、トラックなどが往来していた。

紀の川へそそぐ橋本川の松ヶ枝橋に立つと、川原から白鷺が飛び立ち、雨空を黒影となって羽ばたいてゆく。川岸ではまるで白鷺の代役を務めるように、真っ白いヒナギクが神々しく咲いている。

世界遺産・高野山は「宗祖・弘法大師ご生誕1250年」を祝う参拝・観光客が多く、今は外国人を含めてコロナ禍前に復活、この日も車窓から大勢の人影が見えていた。傘差して愛犬と共に散歩する女性の一人は、「確かに雨季は大変ですが、雨もお日さまもいただきもの。お陰さまでワンちゃんと共に元気です」と笑っていた。

写真(上)は梅雨空を飛ぶ白鷺。写真(中)は梅雨の橋本・紀ノ川鉄橋を渡る南海電車。写真(下)し橋本川沿いに咲くヒナギクの花。


更新日:2023年5月31日 水曜日 16:31

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