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ただ1輪、白蓮の花咲いて、紫陽花も色づきはじむ♡橋本恋野の中将が森・姿見池~6月18日(日)「あじさいまつり」ウインズ平阪ミニLIVE、紀州紀ノ川太鼓も
奈良時代の女性史ヒロイン・中将姫ゆかりの、和歌山県橋本市恋野の中将が森にある姿見池(すがたみいけ)で5月29日、唯一つの白蓮の花が咲き、堤では紫陽花が色づきはじめ、中将姫がそこに現れそうな趣きを漂わせた。
中将姫旧跡保存委員会(故・田中治委員長)によると、この中将が森は、中将姫が観音菩薩像を祀り、亡き母をしのんだという旧跡。お堂のそばには石の五輪塔や石の地蔵尊が並び、その近くには中将姫が自分の姿を映したという小さな姿見池がある。
この日その姿見池は一面緑の大葉におおわれ、その中でただ1輪、真っ白な蓮の花が咲き誇り、紋白蝶(もんしろちょう)や蜻蛉(とんぼ)が飛翔。堤は紫陽花の葉に包まれ、紫や白い紫陽花が数輪色づきはじめていた。
近くの「恋し野 あじさい園」の紫陽花は、ほとんど緑のつぼみが大きくなりつつあり、もうすぐ紫陽花の見頃(6月中旬~下旬)を迎えそう。
6月18日(日)午前9時から第14回「あじさいまつり」を開催(雨天決行)。中将姫旧跡保存会主催で、ソフトクリームやかき氷、恋の米などを販売。午後1時から約70分間、「ウインズ平阪ミニLIVE」や紀州紀ノ川太鼓が披露される。
新型コロナ禍の鎮静化した今夏は、とくに大賑わいとなりそう。
写真は中将が森の姿見池に咲いた白蓮の花と、その堤で色づきはじめた紫陽花の神々しさ。
更新日:2023年5月29日 月曜日 21:20