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伊勢大神楽、がぶりと幸せ祈る♡橋本・伊都地方~獅子舞奉納も鮮やかに

国の無形民俗文化財「伊勢大神楽」の一行7人が5月26日、和歌山県橋本市学文路の商店・民家などを巡業し、2頭の獅子と天狗が笛太鼓の音曲に合わせて鮮やかな舞を奉納した。

伊勢大神楽講社(三重県桑名市)によると、約800年前から、高齢・病弱などで「お伊勢参り」のできない人々のために、伊勢大神楽が地方巡業。明治時代には、大和街道沿いに建立、平成3年(1991)に遷宮した太神神社(おおかみ・じんじゃ)など、紀北地方の主要社寺や、商店・民家を巡ってきた。

この日、伊勢大神楽は橋本市学文路地区を訪れ、先ず1頭の獅子が大口を開け、人々の頭にかぶりつく格好をしながら幸せを祈り、鮮やかな獅子舞を披露。「鎮火御守」「神楽染物」などを贈った。橋本商工会議所の元会頭で橋本赤十字奉仕団の畑野富雄(はたの・とみお)委員長(76)は「今年も素敵な活力をいただき、とてもうれしいです」と喜んでいた。

写真(上)は人々の頭にかぶりつく格好をして幸せを祈る獅子の大きな口。写真(中)伊勢大神楽講社から贈られた鎮火御守や同神楽の染物。写真(下)は神々しい獅子舞。


更新日:2023年5月26日 金曜日 15:13

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