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世界1のチター奏者・内藤敏子さん、世界超1級の数学者・岡潔博士のお墓参り、チター演奏で冥福祈る

世界最高のチター奏者と讃えられる「内藤敏子チター演奏とお話の会」が5月20日、世界超1級の数学者・岡潔博士のふる里、和歌山県橋本市柱本紀見峠の顕彰記念碑前や、万葉集の研究第一人者・犬養孝教授の愛した同市真土の真土万葉の里などで開かれた。

岡博士は「1問解くのに100年かかる」と言われた世界3大難問を唯1人で解いた超天才・文化勲章受章者。顕彰記念碑には、岡博士のお顔と論文(フランス語の手書きの清書稿)などが刻まれている。岡博士は俳句「めぐり来て梅懐かしき匂ひかな」や、名言「人を先に自分を後に」と日本人の情を紹介してきた。

真土万葉の里には、万葉人が馬や徒歩で渡った落合川の「飛び越え石」や、地元有志によるお花畑や休憩所がある。内藤さんは犬養教授から「会場を清めるために」と頼まれ、講演前にはチター演奏を続けてきた。

この日、内藤さんは先ず、岡博士のお墓に参拝、そのすぐそばや、近くの記念碑前で「ふるさと」や「浜辺のうた」などをチター演奏すると、周囲の新緑からウグイスなど野鳥の声まであふれてきて、訪れた人たちは大拍手でお礼。

岡潔数学WAVE理事の森脇稔(もりわき・みのる)さんや。日本チター協会橋本支部の徳田勝次(とくだ・かつじ)さんらは「岡博士は、日本人の心の中に自然がある」と教えてくれています。内藤さんのチター演奏で、まさに自然の素晴らしさを感じさせて頂きました」と感謝。内藤さんは真土万葉の里や、同市・東部コミュニティーセンターでも演奏。多くの家族連れらが心を和ませていた。

写真(上)はチターを背に岡博士のふる里でお墓参りする内藤さん=向こうは案内した岡潔数学WAVE理事の森脇さん。

写真(中、下)は岡博士の記念碑前でチター演奏する内藤さん。


更新日:2023年5月20日 土曜日 16:31

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