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高木に黄色いチューリップ?咲いたよ♡橋本恋野・浮御堂近くのユリの木の花
奈良時代のヒロイン中将姫ゆかりの里、和歌山県橋本市恋野の浮御堂近くで5月15日、ユリ(百合)の木と名付けられた高木で、チューリップのような姿の黄色い花が満開になり、中将姫さへ胸をときめかせそうな詩情を漂わせた。
ここは浮御堂近くの道路沿いで、田畑わきの土手には5、6本のユリの木が並び、近づくと目鼻先あたりの枝々では、チューリップのような姿をした黄色い衣装の花々が咲き誇る。
この木が明治時代に渡来した頃、まだチューリップは広く知られていなかったため、ギリシア語由来の属名で「ユリノ木」と訳され、今は標準和名となったらしい。
同市在住の植物愛好家・新田綾子(にった・あやこ)さんの話によると、このユリの木は、中将姫旧跡保存委員会の委員長で医師の田中治(たなか・おさむ)さん(故人)が約20年前に植栽。今では5月中旬ごろに満開になるが、ほとんど新緑の高いところで咲くので気づかない人も多いらしい。
近くの花畑では、新田さんも汗水して、四季の花々を沢山咲かせており、「どうぞお楽しみください」と言っている。
写真(上、中)はしっとり黄色い姿のユリの木の花々。写真(下)は背の高い新緑のユリの高木。近づいてゆったり眺めると見えてくる。
更新日:2023年5月15日 月曜日 22:39