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山河、雷雨にかすみ、1羽の川鵜(かわう)、鉄橋渡る電車にうっとり♡高野山麓・橋本の紀の川~川原は菜の花ようの彩り、川面は雨の波紋無数
高野山麓・橋本市の紀の川は、雷雨に見舞われた4月19日午後、菜の花ようのアブラナが彩りを増し、南岸の国城山と峰々はうっすらと雨霞におおわれ、川中の岩場にたたずむ鮮やかな羽毛の川鵜(かわう)が、上流の鉄橋を渡る電車をながめ、雷雨の日の山河の一幕を示していた。
ここはJR・南海橋本駅から南へ徒歩5分程の紀の川北岸。すぐ近くで生まれ育った女性初のオリンピック水泳金メダリスト・前畑秀子(まえはた・ひでこ)さん、潜水泳法のオリンピック金メダリスト・古川勝(ふるかわ・まさる)さんらが、子どもの頃に遊泳していたところ。
この日、北岸の東屋風の休憩所で雨宿り。20数段の石段を川原沿いの歩道へ降りると、川原は菜の花ようのアブラナが雨にしっとり。南岸の山々は雨霧に霞んで、川面には無数の雨の輪が生まれている。
岩場では綺麗な川鵜が1羽たたずみ、やや遠くなってきた雷雨の中、上流の南海高野線・鉄橋をゆっくり電車が渡ると、息をひそめるように眺めてうっとり。あたりでは無数のツバメが飛び交っていた。
世界遺産・高野山に詳しい写真家の話によると、弘法大師・空海の開いた世界遺産・高野山は、新型コロナ禍により、観光客は激減していたが、今ではほぼ3年前に復活。とくに欧米人が目立っている」と話していた。
写真(上)は川原に咲く菜の花ようの花々と、雷雨にかすむ南岸の山々。写真(中)は岩場にたたずむ綺麗な川鵜。写真(下)は紀の川鉄橋を渡る南海電車。
更新日:2023年4月19日 水曜日 20:09