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春雨つよく五光の滝とどろく♡橋本・玉川峡谷「やどり温泉いやしの湯」近く~散り桜に水しぶき、シャガの花は胡蝶の舞い
関西の奥座敷と呼ばれる、和歌山県橋本市北宿の玉川峡谷は4月7日、やや強い春雨が降り続いて、修験者の行場・五光の滝(ごこうのたき)は、落差約30メートルの瀑布が垂れ下がり、滝壺から水音がとどろき、岩場をおおう散り桜は、激しい水しぶきを浴びていた。
ここは、かつて温泉総選挙ファミリー部門で全国1位となった、温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」の近く。五光の滝の水は、玉川峡谷(紀伊丹生川)から紀の川を通じて海水となる。大阪などからマイカーで訪れる観光客は、清らかな四季の山河の素晴らしさに心癒された後、温泉や酒食を楽しんでいる。
この日、周辺ではシャガ(著莪)の花が満開で、「胡蝶花(こちょうか)」という別名通り、無数の胡蝶の舞を繰りひろげていた。やどり地域振興協会理事長の上西進(うえにし・すすむ)さん(86)は、「ここは高野山麓の自然に恵まれたところ。家族や友人らと共に四季を味わい、楽しい思い出にしてほしい」と言っている。
写真(上)は落差30メートルの瀑布輝く「五光の滝」と玉川峡谷の良さを語る上西進さん。写真(中)は滝壺わきの岩場でしぶきを浴びる散り桜。写真(下)は玉川峡谷で満開のシャガの花。
更新日:2023年4月7日 金曜日 21:22