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高野山金剛峯寺で「転衣式」厳かに♡弘法大師の御名代・添田隆昭法印の就任祝う
高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町高野山)で3月7日、弘法大師・空海の名代をつとめる第524世寺務検校執行法印(じむけんぎょうしぎょうほういん)に就任した高野山・蓮華定院(れんげじょういん)住職で前・宗務総長の添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)大僧正(75)をお披露目して祝う「転衣式(てんねしき)」が行われ、法印経験者の前官(ぜんかん)や各寺院住職、信者ら約600人が出席した。
大広間に入場した添田法印は、高野山内住職の最高職を示す緋色の僧衣を受け取り、「不肖、順席なれば、お先に御免こうむります」と古式豊かに挨拶。いったん退席後、色鮮やかな僧衣姿で再び登場、正面席に着座。次期法印の住職が長い箸で米と昆布を渡して祝福する「松三宝(まつさんぼうのぎ)」が粛々と行われた。
添田法印は弘法大師の名代として1年間、高野山内の重要な法会・儀式の導師を務める。「転衣式」とは緋衣に着替えることに由来している。
写真(上)は次期法印から「松三宝」で祝われる添田法印=左。写真(中)は緋色の僧衣姿で再登場した添田法印。写真(下)は添田法印の前に「松三宝」が飾られる風景。
更新日:2023年3月7日 火曜日 15:36