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雛飾りに高齢者、こころ癒され♡顔見せ人形から手を振りにっこり~橋本の特別養護老人ホーム ひかり苑・天佳苑

3月3日は桃の節句―。和歌山県橋本市隅田町の県内最大級の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」=堀畑佳久(ほりはた・よしひさ)理事長=では、しばらく前から美しい雛飾りと男びな・女びなの顔見せ人形が飾られ、多くの高齢者がお内裏様を眺めたり、顔見せ人形から笑顔を見せたり、幼い頃から 大切にしてきた「桃の節句」を楽しんでいる。

ここは入所者約200人、デイサービス利用者約30人の大規模施設。例えば「ひかり苑」1階ロビーでは、職員が「お年寄りに喜んでほしい」と寄贈した7段飾りのひな壇が設けられ、その最上段では、男びな・女びな、次の壇は3人官女、その下段では5人囃子(ばやし)が微笑み、近くには高齢者手作りの男びな・女びなの顔見せ人形も飾られている。

介護士らと共に訪れた齢者らは、大きく優美な雛飾りを眺めてうっとり。男びな・女びなの顔見せ人形では、裏側からにっこり笑って手を振り、会いに来た家族にはスマホ撮影してもらっていた。

「ももの節句」の昼食は、錦糸卵(きんしたまご)やエビなどの入った「ひな寿司」と、じゃが芋のそぼろ煮、菜の花入りの赤出汁(あかだし)など。

今は新型コロナ禍が鎮静化したとは言え、検温、マスク着用、手指消毒などは大切で、家族との対面もある程度制限。そんな中、高齢者らは「桃の節句」のひとときに心癒されている。

写真(上)は男びな・女びなの顔見せ人形から笑顔を見せる高齢者。写真(中)は男びな・女びななど7段の雛飾りの上段部分。写真(下)は雛飾りを観賞する高齢者ら。


更新日:2023年3月2日 木曜日 16:12

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