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世界的数学者の岡潔数学体験館(仮称)、和歌山県橋本市の母校・柱本小校舎で来春オープン♡同市事業予算3010万円を計上

和歌山県橋本市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長=は2月20日、世界的な数学者で、同市名誉市民・岡潔(おか・きよし)博士(1901~78年)の偉業を伝える、「岡潔数学体験館」(仮称)の開館について、来春オープンすると発表した。同館設置事業予算3010万円を計上、4月市議会に提案する。

岡博士は大阪市生まれ、父祖の地である橋本市柱本(紀見村)で幼少期を過ごし、やがて世界的な難問「多変数解析関数論」の3大難問を解き証し、文化勲章を受章している。

とくに岡博士は、数学界だけでなく、思想家としても超一級で、「春宵十話」など日本情緒の大切さを記した著書多数を出版。世界の人々に絶賛されてきた。それだけに「岡潔数学体験館」オープンへの期待は大きい。

同市の計画によると、柱本小の空き教室3室を整備活用、防犯整備も行い、岡博士のコート類や書物、研究ノート・コピー、コンパスなどを展示、パネルで偉業紹介することになる。運営主体は検討中。

写真(上)は柱本小学校の校長室に掲げられた岡潔博士の顔写真=文化勲章受章の頃。写真(中)は橋本市民宅に飾られている岡博士の俳句の短冊。写真(下)は岡博士の母校・柱本小学校。


更新日:2023年2月20日 月曜日 17:28

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