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高野山・金剛峰寺の僧侶ら商店・民家へ3年ぶり托鉢寒行♡浄財約107万円を福祉事業に生かす

和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺の僧侶らは1月24日、開祖・弘法大師の「済世利人(さいせいりにん)」の教えを守る報恩「托鉢寒行(たくはつかんぎょう)」を行った。新型コロナ禍で、控えていた商店・民家巡りは3年ぶりに復活、奉納された浄財は約107万円にのぼった。

この日朝、総本山の僧侶や高校生ら約100人が全員、マスクを掛け、網代笠(あじろがさ)に黒い法衣姿で、雪の凍りついた金剛峯寺境内に集まり、今川泰伸(いまがわ・たいしん)宗務総長が「浄財を世の中のために生かせるよう祈ってほしい」と挨拶。全員で読経・合掌した後、9班に分かれて粛々と出発した。

奥の院へ続く商店・民家の玄関先で、錫杖(しゃくじょう)を振り、般若心経を唱えると、檀信徒らが丁寧に浄財を納め、僧侶から祈祷札(きとうふだ)を戴いていた。

集まった浄財は約107万円にのぼり、高齢者支援など社会福祉事業に充てられる。

写真(上、))は金剛峯寺・境内に参集、網代笠で読経する僧侶たち。写真()は本山近くの商店街を巡る僧侶の列。写真()は商店の玄関先で托鉢寒行する僧侶たち。


更新日:2023年1月24日 火曜日 14:51

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