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大寒、橋本・国城山の啓翁桜が満開♡紀の川の鴨たちも仲良く遊泳

とても冷え込んだ「大寒」の1月20日、和歌山県橋本市西畑の国城山(くにぎさん=標高552メートル)の山頂付近で、1本の啓翁桜(けいおうざくら)が満開となり、山麓の紀の川では、鴨(かも)の群れが遊泳して、皆で寒さを楽しむ風情を繰りひろげた。

この日の橋本・伊都地方の山河は、ねずみ色の群雲(むらぐも)におおわれ、北西の風もかなり冷たい。国城山は弘法大師・空海が、高野山へ山麓から戻る途中、峠道で合掌したと伝わる名山。啓翁桜は地元の造園業・西岡克紘(にしおか・かつひろ)さんが、「国城神社の参拝・観光客に楽しんでもらおう」と植栽した樹齢約20年、高さ約5メートル、枝張り約3メートルで、無数の小さな花が枝々で神々しさを放っていた。

同市の産直市場「やっちょん広場」前の紀の川では、大和方面からの水が滔々と流れ、水面には可愛い鴨がいっぱい。雲間から日光の漏れるたびに、仲睦まじい鴨たちの影が浮かび上がっていた。

国城山は、南海高野線・紀伊清水駅付近から登山道があり、四季折々、多くのハイカーが闊歩。紀の川右岸には心地よい遊歩道があり、市民はもちろん「やっちょん広場」のショッピング客も散歩を楽しんでいる。

なお、高野山では1月22日()に寒中水行、同24日()に報恩托鉢寒行が行われる。

写真()は国城山の山頂付近で満開の啓翁桜。写真(中)は紀の川で仲良く遊泳する鴨の群れ。写真(下)は大寒の紀の川の風景。

 


更新日:2023年1月20日 金曜日 16:02

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