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令和5年の炎と煙、神々しく♡橋本の妙楽寺・愛宕山でどんど焼き~家族安泰、世界平和祈る

和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=の愛宕山(あたごさん)で1月15日、日本の新年行事「どんど焼き」が営まれ、大勢の善男善女が正月飾りなどの縁起物を持ち寄ってお焚き上げ、家内安全や無病息災などを祈った。

同寺は弘仁11年(820)、弘法大師・空海が創建した嵯峨天皇の勅願所(ちょくがんしょ)で、愛宕山はその北側にあり愛宕権現を祀っている。

どんど焼きは平安時代の宮中行事で神様を見送る火祭り。今は全国に広まり、愛宕山では地元有志による「あたご会」=古倉伸二(ふるくら・しんじ)会長=が主催する。この日、本殿前に古い間伐材を井形に積み上げ、四方に青竹を立てて紙垂(しで)を飾り、結界を設けた。

午前9時頃、係員が善男善女の持ち寄った松飾りやしめ縄などを井形の間伐材に収め、丁寧に点火すると、たちまち真っ赤な炎と白煙が立ちのぼり、あたりは神々しさでいっぱい。

岩西住職が本殿に向かって静かに読経すると、大勢の家族連れらも頭を下げて合掌、家族安泰や世界平和、疫病退散などを祈っていた。

写真()は神々しく燃え上がる愛宕山のどんど焼き。写真()は先ず白煙が高々と天にのぼる。写真()はどんど焼きと本殿に向かって岩西住職=左=とともに合掌する善男善女たち。


更新日:2023年1月15日 日曜日 18:39

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