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中世の橋本・城山(長薮城跡)くっきり♡雲間から新春の日差し~18日(水)には=講師・吉田亘さんの「隅田歴史散歩」

大空が群雲(むらぐも)に覆われた1月10日、その雲間から陽光が漏れた瞬間、和歌山県橋本市城山台の中世の長藪(ながやぶ)城跡である城山がくっきりと浮上、歴史ある新興住宅地の素敵な風景を繰りひろげた。

城郭研究家・吉田亘(よしだ・わたる)さんの話では、この長藪城は守護・畠山氏に仕えた牲川義春(にえがわ・よしはる)氏が文明年間(1469~86)に築城。城郭の総延長は約1キロに及び、紀北第1級・紀伊国最大級。城山小学校の子どもたちは、吉田亘さんからその名の由来を学んでいる。

この日午後、南の高野山・天空から陽光が差すと、北の葛城・金剛連峰を背景に、城山がまばゆく浮上。歴史ある街の奥ゆかしさを感じさせていた。

同市隅田地区公民館・すみだホールでは、1月18日()午前9時30分~11時、「公民館で学ぶ歴史散歩」(講師・吉田亘さん)が開かれる。1人=資料代100円。

写真(上、中)は初春の陽光に浮上する城山。写真()は橋本市隅田町の「霜山(しもやま)城跡」を解説する吉田さん。


更新日:2023年1月10日 火曜日 23:01

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