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「除夜の鐘」12時間前倒しです♡子ども専用鐘も~高野山真言宗・生蓮寺(五條市)鐘撞き無料
弘法大師・空海ゆかりの奈良県五條市二見の生蓮寺(しょうれんじ)=高畑公紀(たかはた・きみのり)住職=は、今年も「除夜の鐘」を12時間早めて行うと発表した。鐘撞き無料。
同寺は和歌山県橋本市の隣市のJR和歌山線・二見駅近くにある。平安初期に嵯峨天皇の皇后様の安産祈願所として創建され、御本尊は高さ3・3メートルの地蔵菩薩で、安産祈願や晴れ祈願、蓮の寺として名高い。
とくに夏は山門や本堂が、参拝者の無数のてるてる坊主で飾られ、境内は瑞々しい蓮の花でいっぱい。大阪・和歌山などから大勢の参拝・観光客が訪れ、心を和ませている。
同寺は、地域の高齢化が進み、真夜中の行事に人々が集まりにくくなったため、ちょうどコロナ禍前に「除夜の鐘」から「昼の鐘」に切り替えたところ、初回は7倍増という人気ぶりで、今回も「昼の鐘」(12月31日午前11時45分~午後2時)を行う。高畑住職は「小さなお子様用の鐘も特別に用意。足元の不安な高齢者の方々も安心してご参拝 頂けます」と説明。大勢の家族連れらが108煩悩(ぼんのう)を祓い、世界平和・家族安泰を祈りそう。
写真(上)は「昼の鐘」を撞く可愛い子どもの姿=同寺ポスターより。写真(中、下)は生蓮寺の山門と同寺全景。
更新日:2022年12月16日 金曜日 16:48