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河原の冬すすき、北風に吹かれ♡橋本・紀の川~冬鴨一家「もうすぐ雪降るよ」すいすい遊泳
山河の豊かな和歌山県橋本市の紀の川で、底冷えのする12月14日、河原では冬薄(ふゆすすき)が北風に吹かれ、川面(かわも)では、鴨(かも)の群れが水尾(みお)引いて、動画のような冬景色を繰りひろげた。
ここは橋本・高野橋~岸上橋間の紀の川。左岸から河原に降りると、あたり一面が薄原(すすきばら)で、人の背丈を遥かに超える群薄(むらすすき)におおわれ、北は葛城金剛連峰、南は紀伊山地の霊峰が冬もみじに彩られ、まるで水彩画、風波が押し寄せると、動画となった。
北岸に立つと、冬薄の遥かむこうの橋本・高野橋から、水流が大きくうねり、岸上橋方面へ滔々と流れる。目の前の薄のそばでは、冬鴨一家が上流へすいすいと泳いでゆく。
夕刻、南岸に立つと対岸の紀和病院や、温泉・宿泊施設「ゆの里」の窓の灯がともり、夕闇の中、河原の冬薄が浮かび上がっている。
散策する人たちは「もうすぐ雪降るよ」「それでも歩けば、健康いただける」と話し合っていた。
写真(上)は橋本・紀の川・河原の冬薄。写真(中)は薄の向こうを泳ぐ冬鴨一家。写真(下)は夕刻の紀の川・薄原。
更新日:2022年12月14日 水曜日 17:12