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大自然に感謝、来年の実り祈る「残し柿」いっぱい♡日本の音風景100選「杉尾の巨石」の山里~皇帝ダリア満開、小滝もさわさわと

自然豊かな和歌山県橋本市杉尾の山里で11月28日、来年の実りを祈る「残し柿」風景が見られ、谷川沿いでは綺麗な皇帝ダリアが開花、幾つもの小滝では、清流が冬日に輝いていた。

ここは日本の音風景100選「杉尾の巨石」で名高い山里。地元の明王寺から635段の階段を登った山上に昔、一言主命(ひとことぬしのみこと)が、葛城山から金峯山へ架橋するために巨石を集めたという伝説がある。

山裾の田畑では、米も柿もすでに収穫済みで、空気は閑散としているが、柿畑では沢山の柿が枝々に残っていて、黄葉の山肌を背景に一服の絵画のよう。

残し柿とは農家が大自然に感謝、来年の豊作を祈って残した柿のことで、野鳥が有難くいただき、やがて土に還ることになる。

谷川沿いでは、皇帝ダリアが咲き誇り、坂道を郵便バイクが走る。谷川の小滝では、飛沫(しぶき)もろとも落水して、さわさわと流れる。

時折、マイカーで訪れる家族連れや、若者たちは、不動の巨石まで登り、紀の川の水音さえ聴こえるという巨石に耳をあてたあと下山。残し柿、皇帝ダリア、小滝の風景に心洗われていた。

写真(上)は橋本・杉尾の残し柿風景。写真(中)は杉尾の谷川沿いに咲いた皇帝ダリア。写真(下)は杉尾の谷川の小滝の水しぶき。


更新日:2022年11月28日 月曜日 22:27

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