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ピンクの山茶花、黄葉のメタセコイヤ♡橋本のお社わきと旧・橋本小校庭~多くの心癒され

世界で初めて和歌山県橋本市内で発見されたという、メタセコイヤ=和名・曙杉(あけぼのすぎ)が11月21日、同市東家の旧・橋本小学校校庭で、黄葉と雄花(おばな)に包まれ、太神社の小さなお社わきの山茶花(さざんか)の向こうで、初冬の詩情を繰りひろげていた。

メタセコイヤは昭和16年(1941)、植物学者・三木茂(みき・しげる)さんが、同市菖蒲谷でその化石を発見。同小学校では昭和30年(1955)頃、メタセコイヤを校庭に植栽。多くの子どもたちが、その愛称「王様の木」の下で、いろんな思い出を心に刻んできた。

この日、伊勢神楽が毎年、舞いを奉納する小さなお社わきの山茶花が満開となり、鳥居わきの阿吽(あうん)の獅子(石像)の表情もほんのり。

近くのやや高台から南を見渡すと、ピンクの山茶花の向こうで、メタセコイヤの「王様の木」が鮮やかに黄葉して、後ろの国城山(標高552㍍)の山襞(やまひだ)も紅葉・黄葉に彩られていた。

地元有志でつくる「東家しんし会」は、毎年12月下旬〜1月上旬頃、メタセコイヤに約1万個のLED電球を飾って点灯。その夢のように輝くイルミネーションは毎年、帰郷する同小卒業生や、その家族たちを喜ばせている。

この日、ピンクの山茶花と、まっ黄色のメタセコイヤを眺めた市民は、「早いなあ、もう歳末はそこや。新型コロナに負けないで、楽しく生きたい」と話していた。

写真(上)は山茶花の向こうに見える黄葉におおわれたメタセコイヤの巨樹。写真(中)はピンクの山茶花のクローズアップ。写真(下)は山茶花の花々に獅子もうっとり。


更新日:2022年11月21日 月曜日 20:14

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