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創作粘土人形に心ほのぼの♡新家智子さん橋本・高野口の葛城館で「カツラギミックス展」20日まで、入場無料。
和歌山県橋本市の名高い創作粘土人形作家・新家智子(しんけ・さとこ)さんと、関西の作家3人による「カツラギミックス展覧会」が、
11月18日、同市高野口町名倉の「葛城館」(国登録文化財)で開幕した。入場無料。
「葛城館」は、JR和歌山線・高野口駅前の明治・大正建築で、木造瓦葺き3階建て。床の間や廊下、天井、鴨居、敷居、畳、紙障子、ガラス窓など、レトロな雰囲気に包まれている。
館内に掲示された新家さんの挨拶文では、今回のタイトルについて「葛城(カツラギ)館で、工夫(ギミックス)ほどこす、まぜこぜ(ミックス)展としました」と説明。「冷んやりとした広い土間に、足を踏み入ると、いにしえの光景が浮かぶよう… 共感してくれた〝作る人たち〟と、厳かに佇む葛城館でひと時、多彩な作風の作品がお出迎えします」と紹介している。
新家さんの、例えば「月あかり」という作品は、裸の子どもが、タマゴの殻の中に座り、月を眺めている姿。その瞳も、座り方も、まさに夢うつつの世界が溢れている。
近くの台では、女性6人が並び、そのお腹では、水晶がかがやいて、6人の表情や立ち姿は、すべて異なる。新家さんは「子どもを宿した喜び、不安、情熱、安定などを想い、この作品達を制作しました」と紹介している。
横道祐器(よこみち・ゆうき)さんは、クマやカエルなどの毛糸の編みぐるみ作品を出展。女性客らが、編みぐるみに手を差し入れ、操作すると、口をあけたり、首をかしげたり。みんな「可愛いね」と目をぱちくりさせていた。
新家さんは「皆様、どうぞごゆっくりお楽しみください」と言っている。
同展は11月20日(日)まで。19日は午前9時~午後5時(20日=午後4時まで)。
写真(上)は創作粘土人形「月あかり」を披露する新家さん。写真(中)「月あかり」をクローズアップ。写真(下)は新家さんの素肌の女性6人の作品を鑑賞する女性たち。