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カッパさん「世界平和」を頼んます♡実南天まっ赤~橋本・紀の川左岸竹林
和歌山県橋本市赤塚の紀の川にある河太郎岩(がたろいわ)付近の竹林で11月中旬、今年も実南天が真っ赤に色づき、左岸に設けられた祠(ほこら)のカッパ(河童)が目をぱちくり。訪れる人々が「世界平和」と「人類の幸せ」を祈って、静かに手を合わせている。
河太郎岩は、紀の川・恋野橋下流にあり、その形は河太郎(がたろう)の遊泳姿になっていて、左岸竹林の祠では可愛いカッパの石像が正座、眼下の河太郎岩に頭を下げている。
この石像は地元の石材業・石橋達雄(いしばし・たつお)さん(故人)が製作寄贈。訪れる人々は河太郎岩にお辞儀するカッパの可愛さに感服。とくにロシア・ウクライナ侵攻や、新型コロナ禍の続く今、すべての「難題解決」を祈っている。
[季語・実南天の俳句5句紹介]
億年のなかの今生実南天(森澄雄)
口切や南天の実の赤き頃(夏目漱石)
坐してゐて時飛んでをり実南天(森澄雄)
とやかくの家相を払ふ実南天(能村登四郎)
南天の実をこぼしたる目白かな(正岡子規)
写真(上、下)は橋本・紀の川岸の竹林で真っ赤に色づいた実南天。写真(中)は可愛いカッパの祠。
更新日:2022年11月14日 月曜日 23:20