ニュース & 話題

高野山・常喜院で秋明菊や「ほとけのみ手」に心癒され~山内は紅葉・黄葉~

和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺前の常喜院(じょうきいん)=加藤栄俊(かとう・えいしゅん)住職=で、まっ白な秋明菊(しゅうめいぎく)が咲き、緑の木々も紅葉して、晩秋から初冬への趣きでいっぱい。玄関わきに設けられた、珍しい石製の椅子「ほとけのみ手」もすべてを救ってくれそうで、大勢の参拝・観光客を喜ばせている。

常喜院は保元元年(1156)、高僧・心覚阿闍梨(しんかく・あじゃり)が再興。江戸後期の大火で焼失、明治3年(1870)に再建された。御本尊は国宝・地蔵菩薩像。

人気の座椅子「ほとけのみ手」は、高さ約70センチ、幅約40センチの御影石製で、観音様が両手の掌(てのひら)を差し出したやさしい形。そばの立て札には「この手にお座り下さい 仏さまのご利益が頂けます」としたためられいる。

多くの参拝・観光客は、山門わきの秋明菊の花にさそわれ、「ほとけのみ手」に座りながら、向いの北向き地蔵菩薩を見上げてうっとり。家族連れや若者たちは、境内の紅葉を眺めた後、「たしかに幸せをいただきました」と笑顔で話していた。

写真(上)は常喜院・山門わきの秋明菊。写真(中)は常喜院の人気の「ほとけのみ手」。写真(下)は境内の紅葉・黄葉。


更新日:2022年11月12日 土曜日 19:36

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事