なんと綺麗、黄色の花ホトトギス♡九度山・紙遊苑～勝利寺・山門には合格祈願の折り紙飾り

和歌山県九度山町の高野山真言宗・勝利寺にある、紀州高野紙・伝承体験資料館「紙遊苑」(しゆうえん)の庭で、美しく可愛いキイジョウロウホトトギスの花が咲きそろい、訪れる参拝・観光客の心を癒している。

下西徳義（しもにし・のりよし）苑長の話では、苑内に残されていた５鉢の苗を増殖、今では２８鉢で沢山の黄色いホトトギスの花が満開になり、すべて下向きに開花、独特のしとやかさをにじませている。

一方、阿吽(あうん)の仁王像が立つ、勝利寺・山門では、折り紙やガラス玉の吊るし飾りが、キイジョウロウホトトギスに勝るとも劣らぬ輝きを放ち、「就職成就」「合格祈願」と書いた、そばには可愛い手作りの藁草履(わらぞうり)が飾られている。

勝利寺は勝利を尊ぶ寺で、よく高校野球部員らが参拝。最近は就職・進学祈願にも訪れるらしい。

「紙遊苑」の庭からは、紀の川流域のまちや、

金剛・葛城山系の連峰が見渡せ、訪れた女性たちは、キイジョウロウホトトギスと山河の遠景に感激しながら、スマホ撮影を楽しんでいた。

下西苑長は「天候にもよるが、１０月末まで咲いてくれそうなので、ぜひご覧ください」と語っていた。

開館時間は午前９時～午後４時３０分。休館日は月・火・年末年始。紙漉き体験は要予約。電話(０７３６・５４・３４８４)。

写真(上)は紙遊苑の綺麗なキイジョウロウホトトギス。写真(中)はキイジョウロウホトトギスをスマホに収める女性。写真(下)は勝利寺・山門に掲げられた折り紙・ガラス玉の飾りと祈りのことばをしたためたワラぞうり。

Tweet