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心和む名月&南瓜の花♡曇天・大雨の3連休~橋本・妙楽寺周辺
和歌山県橋本・伊都地方の10月8、9、10日の3連休は、曇天(どんてん)&大雨に見舞われ、満月(ハンターズムーン)は見られなかったが、橋本市東家の真言律宗・妙楽寺近くの畑では、色鮮やかな南瓜(なんきん)の花が咲き誇り、雲間から現れる月輪(げつりん)が鐘楼門を照らして、晩秋の趣きを示した。
妙楽寺は嵯峨天皇の勅願により弘仁11年(820)、弘法大師が開創、姪(めい)の如一尼(にょいちに)が初代住職を務めた古寺。やがて無住寺・無檀家となり、今は老朽化で本堂を撤去。江戸時代建立の鐘楼門だけが残っている。
同寺近くの自然農法の野菜畑では、南瓜(なんきん)かぼちゃの蔓(つる)が長々と這っていて、緑の大葉が連なる。そのすき間から黄色い大輪の花がまばゆいばかりに咲き誇り、夜の戸張が降りると、まん丸い月が雲間から現われて、煌々と鐘楼門を照らしていた。
ところどころで露草(つゆくさ)や、御化粧(おしろい)の花も咲いていて、花好きな人たちは、うんと目を近づけている。
写真(上)は満開の南瓜の花。写真(中)は妙楽寺・鐘楼門の屋根を照らす秋の月。写真(下)は列を為す南瓜の大葉。
更新日:2022年10月11日 火曜日 23:38