鴨は水尾引き、残り紫陽花も咲いて♡橋本・恋野の本田池～市民ら散策楽しむ

奈良時代の中将姫ゆかりの和歌山県橋本市恋野の本田池(ほんでんいけ)で１０月５日、数羽の鴨が水尾(みお)引いて泳ぎ、時折、波紋を残して飛翔(ひしょう)、池畔(ちはん)では残り紫陽花(あじさい)が咲いて、散策する市民を楽しませた。

ここは紀ノ川南岸の丘陵地「恋し野　あじさい園」にある本田池(ほんでんいけ)。池畔に建つ東屋(あずまや)風の休憩所から水面(みなも)を見降ろすと、数羽の鴨仲間が長い水尾を引きながら泳ぎまわる。

人々の気配に驚いて、３羽が飛び立つと、波紋がひろがって眩い。

ここは毎年６月中旬、約５０種５０００本の紫陽花が満開になり、大勢の観光客でにぎわう。今はすべて枯れているが、この日は、ほんの数輪、残り紫陽花が咲き誇っていて、

曇天におおわれた北東の葛城山は、久しぶりの涼しい遠景を見せていた。

池畔には駐車場やトイレ、石のテーブル＆石の座席もあり、散策する市民から「誠に有難い」と喜ばれている。

写真(上)は仲良く泳ぐ鴨仲間。写真(中)は満開の残り紫陽花。写真(下)は飛び立つ鴨仲間＝いずれも「恋し野　あじさい園」で。

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