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猫もよろこぶ猫じゃらし群生♡橋本の紀の川フルーツライン沿い~彼方には清祥な秋の山河も

花穂を猫の目の前で振ると、猫がじゃれつくという俗称・猫じゃらしが、秋天をいただいた10月2日、和歌山県橋本市の国城山(くにぎさん)の山腹で生い茂り、無数の花穂が涼風に揺れて、まさにじゃれつきたくなるほどの情趣(おもむき)を繰りひろげた。

猫じゃらしは、その花穂が、犬のしっぽにも似ていることから、えのころぐさ(狗尾草)とも呼ばれ、草状に茂るとお遊び草とも呼ばれる。

この日、猫じゃらしは、同市南馬場の高台にある産直市場「くにぎ広場」近くの柿畑わきに群生。枝々の柿は色づき、眼下には紀の川と流域のまちがひろがり、遠くの金剛葛城連峰は、清祥な空気に包まれていた。

ここは紀の川・橋本高野橋の南側から、山腹を走る紀の川フルーツライン(広域農道)沿いで、高野山・金剛峯寺や丹生都比売(にうつひめ)神社などへマイカーで向かう参拝・観光客は、四季の風景も楽しんでいる。

[季語・猫じゃらし、狗尾草の俳句5句紹介]

秋はまづ街の空地の猫じやらし(森澄雄)

猫じやらし脳裡にも水流れをり(同)

猫じゃらし二人子の脛相似たり(石田波郷)

父の背に睡りて垂らす猫じやらし(加藤楸邨)

ゑのこ草風雨あとなく曲りけり(飯田蛇笏)

写真(上)は柿畑わきで秋日に輝く猫じゃらし。写真(中、下)は猫じゃらしと山河の風景。


更新日:2022年10月2日 日曜日 19:19

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